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2022.10.31

キャビアとワシントン条約

キャビアが高級な理由の一つに、キャビアを生むチョウザメがその数をどんどん減らし絶滅の危機に陥ったことが関係しています。

魅惑の黒い宝石はある条約で保護されなかったら、今私たちの食卓には並んでいなかったかもしれません。

その条約とは、1975年7月に制定されたワシントン条約です。

今回はこのキャビアも対象となっているワシントン条約について分かりやすくご説明致します。

 



 

ワシントン条約とは


現在、自然のかけがえのない一部をなす野生動植物種の多くが、開発や管理放棄による生息地の破壊や劣化、捕獲・採集や外来種の侵入、さらには気候変動等の様々な要因により、絶滅の危機に瀕しています。さまざまな要因がある中で、ワシントン条約は、輸出国と輸入国とが協力して国際取引の規制を実施することで、国際取引のための過度の利用による野生動植物種の絶滅を防止し、それらの種の保全を図ることを目的とした条約です。

ワシントン条約では、国家間の過度な国際取引による種の絶滅を防ぐため、国際取引の規制が必要と考えられる野生動植物の種を附属書にリストアップします。附属書は、絶滅のおそれの程度、必要とされる規制の内容に応じて3つに区分(附属書Ⅰ~Ⅲ)されています。附属書Ⅰ及びⅡの掲載種(規制の対象となる種)は、2~3年ごとに開催される締約国会議で見直しが行われ、審議を経て、改正されます。

出典 https://www.env.go.jp/nature/kisho/kisei/cites/

 

天然キャビアの取引禁じる


ワシントン条約は、国際取引を通じて過度な捕獲により絶滅寸前の保護種の保護を目的としたものです。これにより、チョウザメ全種は、全てワシントン条約の保護種の対象となり、天然キャビアの国際取引が禁じられることになりました。

理由は過度な乱獲等が行われていたためです。

ワシントン条約はこのように、天然チョウザメ種の保護と養殖キャビアにおいて生産者の品質の保証に基づき国際流通を保全しています。
ちなみに現在市場に流通するキャビアは、これらの事情により養殖キャビアとなります。

 

まとめ


キャビアがワシントン条約に保護されている理由をご説明致しました。


GINZA TOKYO取扱のキャビアは、香川県引田の清らかな地下水で育てたチョウザメから採れる潤い豊かなキャビア。厳選した岩塩を低塩分でブレンドした逸品です。グレー系の粒々で雑味のない、クリーミーな味わいが特徴でクセが無く、バランスの良い味わいはどんなジャンルの料理にも合います。


岩塩塩分3%未満、非加熱で特殊冷凍保存により、鮮度が高く素材本来の味を凝縮した瀬戸内生まれの国産ピュアキャビアを皆様の食卓までお届けします。

ぜひご賞味ください。


 

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